介護保険制度は、寝たきりや認知症などにより介護を必要とする方々を社会全体で支えるしくみです。
介護保険の保険者は市町村(特別区を含む、以下同)です。
40歳以上の組合員本人及び被扶養者が、その居住地の市町村の介護保険の被保険者となります。 なお、被保険者は年齢によって次の2種類に分けられます。
(注) | (1)国内に住所を有しない者、(2)身体障害者療護施設など、適用除外施設の入居者は適用されません。 |
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(1) | 介護保険の給付には、要介護者が受ける介護給付と要支援者が受ける予防給付、さらに市町村独自の給付があり、 いずれも市町村の認定(要介護・要支援)を受けて、介護サービスを受けることになります。 |
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(2) | 介護や支援が必要と認定された方で在宅での介護のサービスを希望したときは、次のようなサービスが用意されています。在宅介護サービス・介護予防サービス
施設入所介護サービス
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(3) |
第1号被保険者は、寝たきり・認知症など要介護等の認定を受ければ給付を受けられますが、
第2号被保険者は、次の特定疾病が起因となった介護・支援に限定して、給付を受けることになります。
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(4) | また、要支援の方や介護予防が必要な方などを対象として、介護予防事業や介護予防・生活支援サービス事業を中心とした「地域支援事業」が行われます。 |
市町村ごとのサービス水準と加入者の所得に応じて設定され、老齢基礎年金から天引きされます。
標準報酬月額及び標準期末手当等の額に応じて共済組合の短期掛金に上乗せして徴収されます。
(注) | (1) | 第2号被保険者である任意継続組合員の掛金は、短期掛金と介護掛金を一緒に納めます。 この場合、短期掛金と同様、いわゆる地方公共団体の負担金も含めた負担となります。 |
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(2) | 育児休業期間中の組合員は、本人の申し出により短期掛金と同様に介護掛金が免除されます。 |
原則として、所得等に応じて、介護サービスにかかった費用の1割~3割を負担します。
介護サービスの利用料は、要介護度ごとに上限が決まっています。 この上限を超えた介護サービスを利用した場合には、超えた分を利用者が負担します。
施設サービスを利用しているときは、所得等に応じて、1割又~3割負担とは別に、一定の食事代、居住費(滞在費)を支払います。